「教科書」と「資格テキスト」は似て非なるモノ!
みなさんは、これまでほかの「宅建合格サイト」もご覧になったことでしょう。 それで宅建の勉強の仕方のページには、必ずと言っていいほど「過去問!過去問!」っていう、アドバイスがありませんでしたか?
私も、勉強法の解説に入る前に、この「過去問」の位置づけをお話ししたいと思います。 というのも、初めて資格取得を目指すみなさんには、「ホントに問題集が中心の学習で大丈夫なの?」という疑問がわいてきて当然だと思うからです。
はっきり申し上げておきましょう。 大学受験の勉強と資格試験の勉強では、受かる学習の仕方のプロセスがまるで違うのです!
大学受験の時に使った教材を思い出してください。 それは高校の授業で使う教科書とその参考書。それから問題集(赤本など含む)。予備校に通っていた人は、それらの教材も使っていたでしょう。
いずれにしても学習を進める中心にあったのは、いつも「教科書」や「参考書」だったはずです。 私たちはみんな、「基礎固めをしないと、大学入試の問題は解けない!」と教わってきたはずです。 そして基礎をしっかり身につけるために、教科書や参考書(総称してテキスト)が必要でした。
しかし宅建などの資格取得はちがいます。
宅建等のテキストはすべて、これまで出題された本試験の問題をもとに、出題の傾向を予測しながら編集されているのです。
これは大学受験に戻ってみると、大学受験の試験をもとに、高校で使う教科書が作られているということです。 または、○○大学の赤本(過去問)をもとに参考書が作られている、みたいな世界です。
高校→大学受験の勉強では、そんなことあり得るはずがないですよね。 問題が先にあって、問題をもとに教科書が作られているなんてあり得ません!
しかし、資格取得の世界では、このようなやり方が一般的です。 ですから、高校・大学受験を経験している人は、その頃の学習習慣が抜けきらなくて、資格取得を目指す時も、テキスト重視の学習が大事だと思ってしまうのです。
これから宅建の資格を目指す人は、ここで頭を切りかえてください! いまは、高校で世界史を勉強するように、「知らない世界を知るための勉強が大切なのではない」。 いまは、「試験に合格するための勉強が大切なのだ」、というようにです。
「試験に合格」するために大切な学習法は、本試験に出題される問題が解けるようになることです。 となりますと、いちばん大切な教材はやはり、「過去問題集」ということになります。 そして「テキスト」は、あくまで過去問を解けるようになるための副教材と考えてください。
極端な話ですが、過去問1冊だけがあって、それで常に70%の回答ができる人には、テキストもいらないわけです(これはかなり無謀なお話しですが(;^_^A)。
ともかくも、「過去問」中心の学習スタイルを怖がらないことです。 そのことに疑問を持たずに前進できることが、宅建の試験勉強を始める上での大事な心構えです。